ヴィラ鴨川に新しいレジデントが到着しました。今回も職員とコーヒーや緑茶を飲みながら、日本文化、とくに映画や温泉について話が弾みました。
ヴィラ鴨川滞在中に取り組むプロジェクトとは?
到着の翌週に行われたミーティングでは、それぞれのレジデントと担当職員が、京都滞在中に予定しているプロジェクトについて、様々なアイディアを出し合い、どこに重点を置き、どのようにプロジェクトを進めていけるか、話し合いました。

ティモ・ゼーバーの作品制作の過程では、「素材」と向き合うことが重要です。京都ではそのための手掛かりが多く見つかることでしょう。不慣れな環境でのリサーチをどうサポートするか話しました。ドイツで作成したプランのどのプロジェクトが、京都で具体的にどう発展するか楽しみです。

ジモン・ルンメルは、日本の笙の音色に関心を寄せています。京都滞在中は、笙から着想を得た独自の楽器を製作し、この新しい楽器と笙のための作曲を行う予定です。

レギーネ・ドゥーラ &ハンス=ヴェルナー・クレージンガーは、日本の赤軍を例に、政治的な動機による暴力についてリサーチします。そのための英語やドイツ語の資料・文献は、他のテーマに比べ、ここでは入手しにくいと言えます。ミーティングではまず、このテーマに関する日本の状況や、調査の方法について話し合いました。これらのリサーチや収集した資料をもとに、演劇作品に発展させる予定です。

カタリーナ・ペローシとローザ・ヴェルネケは京都滞在中、フェミニズムに関して日本のクリエイターと議論をし、日本とドイツのアーティストが様々な視点や方法について交流するオンラインの空間をつくる予定です。
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