
快晴で穏やかな天気に恵まれ、レジデントが遠足に出かけました。目的地は奈良です。奈良公園に着いてすぐ、鹿たちが出迎えてくれました。神の使いといわれる鹿は、土産物のマスコットになっているだけでなく、観光客から煎餅をもらって可愛がられています。

アニカ・グリュンダー とフローリアン・キルフェル(2013年レジデント。再来日支援プロジェクトのため京都に滞在中でした。)の幼い息子さんも、「安全な場所」から鹿煎餅をあげていました!

奈良といえば、まず東大寺です。ガイドさんが屋根の両端にある鴟尾(魚のような形の飾り)を紹介。そして、いよいよ大仏殿へ…。

巨大で堂々とした大仏は、同じく青銅でできた蓮の花の上に座っています。歴史上の度重なる戦や火事により、幾度か修復され、現在に至ります。頭の部分も何度か取り替えられたそうです。

とても美しかったのは、蓮の葉をかたどったブロンズ製の碑です。細やかに金で刻まれた文字や絵が、仏教の世界を映し出します。

美味しい昼食で元気をつけたあとは、二月堂を訪れ、舞台の上からの眺めを楽しみました。そして次は興福寺へ!奈良公園を通る散歩道では、秋の日ざしを満喫しました。

続いてのハイライトは筆工房の見学です。奈良筆の職人さんが、伝統的な書道用の筆のつくり方を披露してくださいました。レジデントたちは、その器用な手つきと、畳敷きの工房の様子にも魅せられたようでした。

遠足の締めくくりは日本酒の試飲です。五種類のお酒を楽しんだあとは、鹿のイラスト入りのミニグラスをもらいました。乾杯!

"大仏と神使を訪ねて 2017年10月26日 / Zu Besuch beim großen..." vollständig lesen »