9月末、ヴィラ鴨川のスタッフとレジデントたちは、京都市北部にある大原へ遠足に行きました。大原は、豊かな自然が残る静かな山里で、古刹や庭園もあり、たくさんの観光客が訪れます。

大原の人気ぶりは、行きのバスでも分かりました。乗車時間は約40分ですが、オイルサーディンの缶詰のごとく、ギュウギュウ詰め。ほとんどの乗客が大原を目指します。ようやく到着すると、小道を通って、三千院へ向かいました。

三千院は、8世紀に最澄が開基したお寺で、その庭園、聚碧園には静寂の世界が広がっています。日本の習慣に倣って、正座で低い位置から庭を眺めました。正座に慣れていないと全くくつろぐことはできません。足を投げ出し、柱にもたれると、苔むした庭をもっと楽しむことができました。

その後シソ茶をいただいたのですが、お茶が塩味なのには驚きました。続いて飲んだ甘いグリーンティーには、金粉が浮いていました。

三千院を訪れた後、空腹を抱え、昼食をとる山荘まで散歩しました。秋らしくなってきたのどかな景色を眺めていると、思いがけない生き物にも出会いました。


日本らしい民宿でお蕎麦の昼食です。セットには、バニラプリンのような、見慣れないものが…。デザートだと思って、食後に食べてみると、なんとそれはワサビののったゴマ豆腐だと分かり、大笑いしました。

昼食の後は、温泉を体験しました。降り始めた雨は、露天風呂につかると、少し涼しくて心地よかったです。生憎の雨になりましたが、シャトルバスでバス停まで送っていただき、快適にヴィラ鴨川まで帰ることができました。 "のどかな山里と温泉 ー 大原への遠足 / Ländliche Schönheit,..." vollständig lesen »