最後のテーマに選んだのは、市民大学です。ドイツ語を無理に訳したので、なじみのない日本語になってしまいました。「市民大学」はドイツ語で、Volkshochschuleと書きます。写真はケルンの市民大学です。VHSという文字が見えると思います。これはVolkshochschuleの略です。
市民大学は、日本のカルチャーセンターや公民館をイメージしてもらえればわかりやすいと思います。市民大学の利点は、割安な受講料で講座が受けられることです。開講される講座は、多様で、語学やスポーツ、歌、コンピューター、歴史文学、哲学、美術などです。技術を身につけて資格取得を目的にした講座もあります。市民大学は授業料と、市など行政からの補助で成り立っているので、安く講座を受けられると聞きました。
僕の通っていた、ケルンの市民大学の語学講座は、30以上の言語の中から選べます。日本語もありました。語学の講座だと1時間2ユーロぐらいです。1コマ90分で、週に1回、半年間で1学期です。
市民大学の特徴は、市民に多様な講座を提供するだけでなく、外国人向けのドイツ語講座があることです。市民大学は、外国人がドイツ語を習得し社会に順応するための重要な場所だと思います。その意味で、市民大学は実践的な役割を負っているのではないかと思いました。
一度、市民大学で開かれた講演を聞いたことがあります。講演のテーマは青少年の非行でした。小さな講演でしたが、平日の夜にもかかわらず、社会人が15名ぐらい参加していました。驚いたのは、講演の後、充実した議論が参加者の間で交わされたことです。ただ知識を得るだけでなく、意見交換から自分の意見を深化させ、新しい認識に到達するのが、教育の意義なのかもしれないと思いました。大学と並んで、市民大学はドイツの教育を支える場所です。
僕がこのテーマをブログの最後の記事にしようと思ったのは、ドイツ人にとって、教育がどれほど重要なものか知ったからです。多くの社会人が市民大学を利用しています。割安な授業料もあり、ドイツの市民大学は、日本のカルチャーセンター以上に身近な存在です。高校や大学を卒業した後も、市民大学で勉強し続ける姿を目にして感動しました。
3ヶ月近くブログを書いてきました。僕の日本語の表現が稚拙で、上手く伝わらないこともあったと思います。それでも、読んでいただき、本当にありがとうございました。


